上司には「イエス、ノー」の質問。部下には「オープンクエスチョン」で

あなたは上司に提案するときに

どのようにコミュニケーションされていますか?

 

 

私は上司には

「イエスかノーで答えられる クローズドクエスチョン」

 

部下には

「才能を引き出すための オープンクエスチョン」

 

 

を心がけていました。

 

私のいた会社は多くの場合、

海外でもスピードの早い企業。

 

そして、業界の中でも珍しく

Double Digit Growth (二桁の成長)を成し遂げているところ。

 

 

 

特徴は、決断と行動が早いこと。

そして、人材育成に力を入れていて、それぞれの個性を活かすこと。

 

そんな中で私は無意識のうちに

上司に向けてと部下に向けての

コミュニケーションの仕方を変えていました。

 

上司には

「YES、 NO」ですぐに答えられる

クローズドクエスチョン

部下には

「相手の才能を引き出すための」

オープンクエスチョン

 

 

上司へのコミュニケーション

忙しい上司にとって一番ありがたいのは、

部下から

 

「今こんな状況です。

私はこれを提案します。これで進みますが良いですか?

コストは〇〇。リスクは〇〇。必要なリソースは〇〇です」

 

 

こんなメールやチャットは

上司の目につくように

「【Important】PLS APPROVE」などでした。

 

 

それを見た上司たちは、

地球の反対側にいても

違う時間帯でも週末でも

「OK」とか

「Can we talk?」とか

他の質問で返してくれましたが、

ここでいかに「OK」をもらうかに

私はエネルギーを集中して仕事をしていました。

 

 

 

 

部下へのコミュニケーション

逆に部下たちには

「YES、 NOのどっち?」のようなコミュニケーションはナシ!

これでは彼らの可能性を狭めてしまうからです。

 

 

上司へのクローズドクエスチョンとは全く逆の

メチャクチャオープンな質問!

 

 

彼らには

「どう思う?」

「どうしたい?」

「どうしたら出来るかな?」

「あなたがそれを実行するのにどうやって協力しようか?」

などを聞いていました。

 

 

 

現場に近い彼らは、私や他のマネージャーよりも

現実味のある、実践しやすい意見を持っているもの。

 

 

ただ、それを理論立てて伝えることが苦手だったり、

そもそも自分の意見を言っては良いのかな、と遠慮していたりします。

 

 

しかし、目の前で質問をすると

「実は現場では。。。」とか

「お客様にこう言われたことがあります」とか

「ここに無駄なプロセスがあるから、取り払えば効率化できるかも」などと

教えてくれるのです。

 

 

 

上司から 聞く

部下に 言う

 

のではなく、

 

上司に言う(提案する)

部下から 聞く(命令するのでなく!)

 

一見、逆で非効率に思われるかもしれませんが、

動きが早く、積極的に動くことが求められる会社では

このやり方が重宝されました。

 

さて、皆様の組織はどんなタイプでしょうか?

皆様はどんなアプローチをされていますか?

 

全ての会社に全てに通用するコミュニケーション法はないかもしれませんが、

何かのご参考になれば幸いです!