突然ですが、質問です。
「褒められたり、認められたりしたら、
どんな気持ちになりますか?」
私は研修の中で、必ずこの質問をしています。
面白いことに、
どんな業界でも立場でも、
皆さんとてもよく似た答えを返してくださいます。
「嬉しいです」
「安心します」
「やる気が出ます」
「モチベーションが上がります」
少し考えてから、こんな気持ちを打ち明けてくれる方もいます。
「ちょっと恥ずかしい気持ちがします」
「本当かなと思うこともあります」
その言葉には、
その方がこれまでどんな環境で仕事をしてきたのか、
どのように人に認められてきたのかが、
そっとにじんでいるように思います。
先日、ある方がこんな言葉を話してくれました。
「もし認めてくれる上司がいるなら、
その人についていきたいと思います」
その一言を聞いたとき、あらためて感じました。
人を動かすのは、やはり人の温かさなのだと。
どれほど立派な制度や理念があっても、
最終的に
「この人と一緒に働きたいかどうか」が
大きな決め手になります。
会社を辞める人の多くは、
「会社を去る」のではなく
「上司から離れる」のだとよく言われます。
実際に多くの組織を見てきて、
それは本当にそうだと実感しています。
逆に、「この人がいるなら」と
新しい場所へ一緒に移る人も少なくありません。
それだけ、
リーダーの存在は大きな影響を持っています。
女性は本来、
人の心にそっと寄り添う力や、
感じ取る力に恵まれています。
その直感や優しさを大切にできる、
しなやかなリーダーシップこそ、
これからの時代に必要なものだと思います。
あなたも
「この人についていきたい」と
思われるようなリーダー像を考えたり、
そんなリーダーを目指してみませんか?