ベトナムについた興奮と
研修をするまでのバタバタをお伝えしたのですが、
その研修も、とっても良い時間となりました。
今回の会社は、
イタリアに本社のある技術系の会社で
リーダーシップ研修。
イタリアとアメリカでやった内容をアジアで行うというもの。
参加者もベトナムだけではなく、
日本、韓国、中国、オーストラリア、イタリアと
国籍豊か!
すでにある内容を参加者に合わせて
カスタマイズするのも私の得意分野です。
今回の資料は
「イタリア語や英語」のネイティブの人が、
ネイティブ用に作っているので、文字が多い!
また、イタリア人は
Practical (実践的)よりも
Theoretical(理論的)なところがあり、
内容がちょっと「固い」ところも!
英語を第2言語とする参加者の方々が、
分かりやすく、楽しんで研修を受けていただくため、
内容は変えずに、やり方や伝える方法を若干変更して行いました。
私の研修は数時間のことが多いのですが、
みっちり!
今回は、8時間x2日と長い!
やってみて気づいたのは、
2日目には、私を含めチームがお互いを知り、
打ち解けてくるので、その良さもあります。
研修では
私からの一方的なレクチャーはミニマムにして、
いかに「参加型」にするか。
英語が苦手な人にも、オーストラリア人のネイティブにも
同じように積極的に参加してもらうために
色々と工夫をしながら行いました。
研修で一番面白いのは、研修内容と、
参加者からの「リアル」なご質問を
掛け算してディスカッションすること。
部下が数十人いる部長さんから
「ヨーロッパ人の私と、
ベトナム人のスタッフとのコミュニケーション」
についてご質問がありました。
「それって、あなたの/彼らの性格の問題?
もしかしたら、異文化の要素も含まれるかしら?」などと
色々なアプローチをして、質問しながら、
問題解決の気づきとなるようにサポート。
「私は最近新しいポジションについて、
複数の国の責任者となりました。」
というオーストラリアのダイレクターさんが
「時差や文化の違いのある中、
どうやってコミュニケーションをとっていくのが良いか」
こんな話題についてみんなで話し合うために
サポートさせていただいたり。
とっても楽しく、
私も多くを学んだ豊かなお時間でした。
私は最終的に10カ国で仕事をしましたが、
海外にいた時には、その経験が後からこのように
役立つとは夢にも思っていませんでした。
ここ数年で、
私のキャリアの「点と点」が線に繋がった感じがします。
皆様も、もし
「私のキャリアは途切れ途切れで、何の意味があるのかしら」と
思っていたら、ご安心ください。
業界も、国も職種も
違うことをバラバラに試してきた私ですが、
「色々な方々のことを理解させていただき、寄り添う」
お役目のコーチング、研修講師として、
「バラバラなキャリア」は私の武器となりました。
ものごとを「どの視点で捉えるか」によって、
色々な解釈ができますよ!