皆さん、自分の人生の主導権、握っていますか?
もちろん、自分のしたいことだけをする自由な生活はなかなか手に入りません。
ただ、自分の人生の方向性は自分で決めたいですよね。
私は子供が小さく、会社に復帰したばかりの頃は、全く人生の主導権を握っていませんでした。
朝から晩まで子供のペースでバタバタ。
会社ではある程度決められた方向性に合わせてプロジェクトを管理し、その方向性が変わると(しょっちゅう変わっていました)、またやり直し。休みは義父母のいるイタリアに。
「シチリアで夏休み」「休み中は義母の美味しい手作り料理」は聞こえは良いですが、自分のいきたいところでのんびりして、好きな時に好きなものを食べたいな、と良く思ったものです。
ただ、今までの人生を振り返ってみると、人生の大きな決断は自分でしてきました。
子供が小さく(そのうち1人は障害児)て、幼稚園の先生に反対されても(大きなお世話ですよね!)仕事に復帰したこと。
長女が生まれた1年後、仕事も友達もなく、泥棒に3度も入られたローマから「脱出」することを決めて、上海に引っ越したこと。初孫が1歳で可愛い頃だったので、義父母には「なぜ?」と言われましたが、それでも主人と相談して自分たちで決めました。
今思うと、この2つの決断は私の今の人生に大きく影響しています。
自分で決める人生のコア
「ママに家にいて嬉しい」とは言われつつも、「仕事辞めようか」と聞くと「え、それは困る。という私の子供達。ママがハッピーじゃないと。家族がみんな悲しくなるから」。今は在宅勤務なので最高のバランスです。
そして、義父母も、最初は困った顔をしていましたが、月日が経つにつれて「中国に行ってしまった」息子家族の存在にもなれました。
そして、9年後にミラノに帰ったきた時には「S(主人)は上海でチャレンジングな仕事に恵まれたから、人間として、とても成長した。イタリアにいたら、そうはなっていなかっただろう」とポジティブなことも言っていました。
私たちは1人で生きているわけではないので、当然、他人のことを聞いて、ある程度「人にあわせて」、ということが必要になります。
ただ、人生のコアの部分は自分で決めましょう。
あなたの人生は「あなたにしか」生きることはできません。
親御さんにも、お子さんにも、旦那様にもパートナーの方も、あなたの人生を生きることはできないのです。
両親を介護してサポートするのはとても大切ですが、それで自分の人生を犠牲にする必要はないと思います。親御さんもそれを望んでいないでしょう。
旦那様やお子様には家にいてほしいと言われても、お仕事しているあなたの方が素敵かもしれませんし、ご自分でもハッピーかもしれません。
海外に留学や移住したかったら、行ってみると良いかもしれません。一緒に行く、もしくは残られるご家族もやってみれば、それほど問題にならないかもしれません。
そして、「自分で決めたこと」1度やってみて、それがあわなかったら、やめれば良いのです。何かをしたけれど、家族のことが気になって自分が楽しくなかった。それならその時に戻ってきましょう。
学んだ経験を生かして、元に戻るのは、簡単。
1度きりの人生、思いっきり楽しみましょうね!