先日、ある多国籍企業で

ポジティブフィードバックについて

お話をする機会がありました。

 

ズームに入ってくる方々のお名前のバラエティーが豊富で

「どこの国籍かしら」という方ばかり。

10カ国近くの方々がいらっしゃって、

ワクワクしながら講演をスタートしました。

 

英語での講演や研修が久しぶりだったのですが、

多くの方が母国語でないこともあり、

とてもやりやすい!

 

ついつい早口になりがちな私ですが、

わかりやすいように、はっきりした発音

ゆっくり話したり、間をおくことを

意識して進めました。

(それでも、想いが熱くなると早口に 笑)

 

「インターアクティブな会だから、

いつでも質問したり、意見を言ってね」と

ルールを決めてスタートしたところ、

積極的にコメント欄に質問や感想を書いてくれたり、

リアクションボタンで反応してくれたり

「このような反応は、講師である私に対しての

ポジティブフィードバックです!ありがとう」

 

中には、私が話している時でも

‘Excuse me, Noriko! Can I ask you a question’と

積極的に参加いただきました。

 

多くの人が

「ポジティブフィードバックはやっているつもりだったけれど

忙しくなると、つい忘れてしまうので、

今日の話が気づきになった」

 

とか

「ポジティブフィードバックはドミノ効果がありそう」などと

肯定的に受け止めてくれました。

 

また、東欧の人たちの集まるグループでは、

「私たちが子供の頃は、肯定的な言葉がけなんてなかったね

『努力、努力。我慢、我慢』だったよね」と歴史的な話も。

 

良い成績でも「できて当たり前」

「もっと上を目指せ」って言われたよね、という言葉に

日本との共通点を感じました。

 

所変われば、フィードバックの仕方も変わるものですが

「認められて、見てもらって、信じてもらって」

嬉しく感じるのは、国籍や老若男女、変わりません。

 

どんな人にとっても

ポジティブフィードバックは嬉しいもの。

 

また、国籍や会社のカルチャー、あなたの性格によっても

ポジティブフィードバックの方法が変わるのは当然。

 

大切なのは、相手を大切に想い

相手の成長に貢献したいという気持ち。

 

ベクトルを自分から相手に向けること

話し方が上手いとか話すのが苦手とか

それは、あまり関係ないのです。

 

気持ちの伝わるそんな良質のコミュニケーションが

本当に伝わるポジティブフィードバックです。