先日、とても素敵な会社の社長さんとお話しする機会がありました。

その方は、比較的最近、その会社の社長に就任されたそうです。

 

就任して、まず何をしたのか。

それは、ダイレクトレポートの皆さん、一人ひとりとの1 on 1でした。

「どんな話をされたんですか?」

少し意外な答えが返ってきました。

 

「仕事の話は、一切しませんでした」

 

業績の話でも、目標の話でも、課題の話でもありません。

お互いに、どんな人なのか。

どんなことを大切にしているのか。

どんな経験をしてきたのか。

そんな「人となりを知る」ための雑談をしたそうです。

 

私はこの話を聞いて、とても素敵だなと思いました。

1 on 1というと、「最近、仕事はどう?」「困っていることは?」「目標の進捗は?」

と、つい仕事の話をしなくてはいけないと思いがちです。

 

もちろん、それも大切です。

でも、その前に、

「この人はどんな人なんだろう」

「私はどんな人なのかを知ってもらおう」

そんな時間があってもいいのではないでしょうか。

 

これは、私がよくお伝えしている

ポジティブフィードバックの「存在承認」にもつながると思います。

 

存在承認とは、成果や能力を評価する前に、

「あなたという人を大切に思っています」

「あなたの存在そのものに関心を持っています」

と伝えることです。

 

人は、役職や職務だけで仕事をしているわけではありません。

一人ひとりに、価値観があり、経験があり、

大切にしているものがあります。

 

それを少しずつ知っていくことで、

「この人には、こう伝えたほうが伝わりそうだな」

「こういう時には、少し時間を置いたほうがよさそうだな」

「この人は、こんなことにやりがいを感じるんだな」

と、お互いへの理解が深まっていきます。

 

一見すると、仕事とは関係のない雑談。

少し遠回りに見えるかもしれません。

でも私は、一人の人としてお互いを知ることは、

良い仕事をするための一番の近道なのではないかと思っています。

 

「自分のことを知ろうとしてくれている」

「一人の人間として見てくれている」

そう感じられる上司とは、きっと仕事の相談もしやすくなる。

そして、「この人と一緒に頑張りたい」

思えることも増えるのではないでしょうか。]

 

最近は「ハラスメント問題があるから、雑談がしにくくって」という

リーダーの声をよく聞きますが、

お差支えない範囲での雑談もできなくなってしまった仕事場は

ちょっと寂しいな、と思うこともあります。

 

もし次の1 on 1で何を話そうか迷ったら、

仕事の話を始める前に、少しだけ

相手の「人となり」を知る質問をしてみてください。

 

「最近、楽しかったことは?」

「夏休みはどう過ごしていました?」

そんな雑談から始まる1 on 1も、いいかもしれません。

仕事の話をしない時間が、仕事をしやすい関係をつくる。

 

そして、相手の「人となり」に関心を持つこと自体が、

ひとつの存在承認なのだと思います。

そんな人となりをも知れる1 on 1、

皆さんの職場でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

対面セミナーでは、

最近の牧野の活動や、↑の様なに

研修現場で得た有効な情報なども

お伝えさせて頂きます。

是非いらしてくださいね!

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今日も最後まで読んでくださり

ありがとうございました。