さて、今回は
海外でのキャリア形成についてお話しさせて頂きます。
先日、「キャリアを海外で築きたいけれど難しそう」という
お悩みを抱えた女性からご質問を頂きました。
「海外の就職先として日系企業を選んだ場合、
出世できるのは駐在で来ている方が優先で、
現地採用として働いていくと、
なかなかキャリアアップに繋がらないのでは、と思います。
かといって、現地採用として、
現地の外国人と一緒にチャレンジするのも、不安。
現地の人に比べたら採用されにくいのではと心配です。
海外でチャレンジする気持ちはあるのですが、
どのようにキャリアを形成すれば良いですか?」
このようなご質問、よくお伺いします。
私は、今はミラノをベースに独立していますが、
以前は海外の企業で仕事をしていたことが
長くあり、10カ国でキャリアを積みました。
私のコミュニティでは、
海外の日系企業にお勤めの方も
外国で、現地採用として仕事をしている方もいます。
私の知識や経験から、
海外でのキャリアについてお伝えしますね
【1 日系の現地法人での仕事】
日系の現地法人では、駐在の方がシニアなポジションに
いることが多いのは事実です。
とは言って、駐在でないとやりがいのある仕事ができない
わけではありません。
会社の状況によって、様々ですが
日系企業もオフィスのヘッドの方が
現地の外国人の方のこともあります。
私が研修でサポートさせて頂いている
会社様も「現地法人のローカル化」を
推進しているところはたくさんあります。
そのような会社では、日系でも、
非常に海外らしい雰囲気だったり、
現地で採用された(駐在でない)
メンバーがキャリアアップすることも多くあります。
海外の日系企業にも、色々ありますので、
調べてみてくださいね
【2 海外の企業での現地採用】
言葉の問題やカルチャーの課題で、
「簡単」ではなくても、
海外の会社に現地採用で働くのが無理かと思いきや
全然、可能性はゼロではありません!
私のコミュニティの方には
世界の様々な場所で、その国の会社から
現地採用された方がいらっしゃいます。
「国際人」として他の国籍の方と
面接を受けるわけですが、そんな時にも
「日本人だから」らしさをアピールすることもできます。
ヨーロッパで転職したBさんの例です。
駐在員として、ヨーロッパで勤務。
その後に現地の会社に転職。
ヨーロッパの会社なので公用語も英語ではない中、
現地の言葉は話せなかったために、
英語で受かる会社を探されました。
現地の会社に採用され、ステップアップ、昇進、
チャレンジはたくさんあったようですが、
その分素晴らしい成長をされました。
私も中国やイタリアなど
様々な国で仕事をさせて頂きましたが、
最初は、現地の言葉は本当に少ししか話せませんした。
異文化理解の面でも迷ったことがありいますが
多くの学びとなりました。
英語と、少しの現地語で、
「こういったスキルがある」など
いろいろなことををアピールしながら
チャンスを得ることができていました。
会社に入った後は、大変なこともありましたが、
目の前の事を一所懸命行い、結果に繋げる努力をしました。
チャレンジングな仕事でしたが、
貴重な経験でした。
いずれにしても、
「海外でのキャリア、やってみたいな」と思ったら
チャレンジすることをお勧めします。
数年後に「あの時行動しておけばよかった」と
思っていただきたくないからです。
日系企業での機会、
海外企業での現地採用としてのチャレンジ、
いずれにしても、あなたの興味のある
可能性を探って、挑戦しましょう。
最初から「無理だろう」と諦めてしまうと、
そこから進むことはできません。
まずは、
「できるかもしれない!」と思って
ご自身のスキルや、日本人だからアピールできることを
掛け合わせて相手の会社にアピールすることが大切だと思います!
いずれにしても
転職活動は、とても「孤」独になりがちです。
10社面接をして、10社受かる人はいません。
不採用になった自分をダメと思わないで
内定をもらうまで、
時間もエネルギーもかかるかもしれませんが、
覚えておいてください。
あなたに必要なのは、たった1社です
同じように行動している人たちの
コミュニティに属す、もしくは
相談できるメンターやコーチなどと進めていくと
良いのではないかと思います!
私のコミュニティでも
転職のグループがあり、みんなで応援しながら
転職活動をしているのでもし興味があったらご連絡くださいね。
本日も最後まで読んでくださって、
ありがとうございました