高校3年生の春休みにニューヨークに語学留学に行った時、気づいたことがありました。
よく褒められる、ということです。
英語もあまり上手でなく、外国人のための英語の教室などに通っていたのですが、そこであうさまざまな人からも褒められる。道を歩いていても、知らない人から褒められる。お店に入っては髪型が良いと言われ、クラスで作文を書いてはアイデアが良いと褒めてもらえる。
外国ではお店に入ってきたお客様に何か良いことを言って、信頼関係を構築したり、クラスで、良いところを言い合うのは、それほど珍しいことではないのですが、日本からきたばかりの私にとっては、急にいつもよりも褒められた気がして、とても良い気分になりました。
‘You are amazing!’
‘Nice hair!’
‘Nice dress!’
日本では、高校生ともなると、親からも先生からもそれほど褒められないし、褒められても、それを「いいえ、そんな」と謙譲していうのが普通だったので、褒めてもらって、それを「ありがとう」と受け止める、ということになれていなかったのです。
今はイタリアのミラノに住んでおります。意外にもイタリアはアメリカに比べてそれほど褒められる文化でもなく、アメリカにいる時ほどそこらじゅうで褒められることはありません。
それでも、ちょっと親しくなるとこんなこともしょっちゅう言ってくれます。
‘Ciao Bella’
(ベッラはBeautifulの意味。ただ、おばあさんにもこの言葉を使っているのを見て、必ずしも綺麗、というわけでなく、親しみがあって、話している人にとって大切になるとBellaという表現をするようで、それもまたいいですね)
‘Bravissima’
義理の妹に、今日は子供を預けて買い物行ったの、とかママ友とランチに行ったの、なんていうと ‘Bravissima’
半分罪悪感を感じていただけに、ほっとするやら嬉しいやら!
先日、こんまりさんの旦那様、川原卓巳さんとお話ししていて、褒められること、大切だな、とつくづく思いました。
「最近褒められてないわ」
「私に褒めてもらうものなんてあるのかしら?」
心配しないでください。私もそんな時、何年もありました。その場合は褒められる環境に身をおきましょうね。
そして、最近「褒めていないな」と思う方。
チームにも、お子様にも、褒めてみましょうね!