海外で仕事をしたことの多かった私にとって、知らない環境で自分をアピールするというチャレンジを何度もしました。
- 海外の会社で日本人1人。
- 母国語でない言葉で仕事をしているマイノリティだったり、
- 経営、管理職メンバーで珍しい女性(後1、2名いても、子育てしているのは私だけ)だったり
たまに「そこで日本人の女性としてどうやって来たのか」を聞かれます。
最終的には、自分の良さ、日本人(の女性)としての良さを活かすことができたかな、と思うこともあるのですが、新しい国、新しい職場で最初からすんなり外国人の私を受け入れてくれるわけではありませんでした。
最初は「これ、誰?」と言う白い目で見られることも。そんな時、やはり私は、最初からアグレッシブに行くというよりも、
「和」を強調し、少しずつ中に入っていく、という戦略を取りました。具体的に言うと、新しい環境で私はまず、
1)相手の環境に溶け込む ことをします。 ちょっと疑問、と思うことがあっても反対はしないで観察。とりあえずオブザーバーとして見せて頂き、既存のやり方を学んで溶け込む努力をする。これによって、相手によそ者だけれど、受け入れてもらうことができるのではないかと思います。 |
2)1人の人間として認めてもらえる 身近に仕事をする人、もしくは、キーマンは特にお互いを知り合い、会社の同僚、というよりも、1人の人間としてリスペクトし合える関係を作ることは大切だと思います。 |
よそ者として来ても、とりあえず受け入れてもらって、お互いを知りあうことで、一緒に何かをしていくベースができるのはないかと思います。
ただ、海外だと、1、2のプロセスであまり大人しいのもよくないので、存在を表すような行動はしておきます。そして、みんなと仲良くなってきて初めて、
- 自分の意見をアピールしたり、
- ちょっと「尖った」ことを言ってみたり、
- 新しいことをスタートしたり。
この段階になると「私だったら違うやり方が良いと思う」とか、あまり説明しないでやり始めちゃうとかが出来る様になると思います。ベースの関係性が築かれていれば、ちょっとリスクを取ることも出来るようになるからです。
これはきっと、皆様が日本の環境にいても、新しい部署に行っても、どこにいても同じプロセスを踏むのかな、と思って今回はシェアをさせて頂こうと思いました。
コロナで環境が変わったり、特別プロジェクトをスタートした方など。ご参考になれば幸いです。