皆さん、人に任せること、得意ですか?
- タスクを部下に任せる。
- 子育てで何かを旦那様に任せる
- 家事代行の方に、何かをやってもらう。
- お子様にお手伝いしてもらう
など
これに慣れると、皆さんの時間にグッと余裕が出るかも 、です。
「私、任せること、苦手かも」という方、多いのでは?
日本人の女性は責任感が強く、また、質の良い仕事をするので、「任せて変になったり、やってくれなかったらストレスになるし返って困る」ということから、任せるよりも自分でやっちゃうタイプの方が多いかもしれません。
上海で仕事をしていた時に、こんな事がありました。
ファッションストアのオープニングで、窓ガラスやデイスプレイケースに指紋がついているのが、私には非常に気になったのですが、これを私が例えばフロアマネージャーに言うと、彼がスタッフに言って、スタッフの人が掃除のおばさんに言う、ということがありました。
これは、どんどん人に「任せる」とはちょっと違いますね。人に任せても、最終的な結果には責任を持って欲しいので、「ただ人にお願いする、言っておしまいにする」というのは「任せる」ことにはなりません。
私はこの状況の中で、3人目に指示が行き渡るその時間を待っているよりも、私が直接掃除をしたほうが早かったので、ある時から、私は濡れ布巾と乾いた布を持ち歩き、自分でやるようになったら、フロアマネージャーやスタッフも自分たちから指紋を拭くようになりました。
- 私が自ら動いたことで、チームのカルチャーが変わったのと(自ら行動する)
- 人にお願いしても、最終的な結果まで見届ける大切さを伝えられた
かな、と思います。
「任せる」のは「責任」を持ってもらうことですが、任せた人がちゃんとタスクを良い質でこなすことに、任せた本人にも責任がある と思っています。
これが任せることの難しさです。
ただお願いして忘れられるのであれば、人に「言いつければ」良いわけですが、最終的な結果に責任を持つとなると、任せることへのハードルがグッと上がります。
長期の時間投資の観点からここは辛抱
- 部下のレポートの分析がいまいちでも
- 旦那様の温めたミルクが熱すぎたり
- オムツの前と後ろが逆になっていたり
- 子供の洗ったお皿がちょっと汚くても
「それなら私、やるわ」
となると、いつまでたっても「任せる」ことができません。
自分の時間が足りなくなり、またそれ以上のにステップアップするのが難しくなります。
人に任せる時には、
- ある程度は目をつぶる
- 「ありがとう」を伝え、人の良いところを思いっきり褒める
- その上で改善法も伝授する
- 最終的な責任は最初は自分でカバー
が必要です。
それなら自分でやった方が絶対早いのですが、これ、長期の時間投資の観点から考えてくださいね。
部下が育って、旦那様が育児して、お子様が掃除してくれれば、皆様の時間にグッと余裕ができるはずです!