サンマーク出版の植木社長の「思うことから、全ては始まる」という素晴らしい本を読みました。


●『思うことから、全ては始まる』植木宣隆著
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この中に「過去はオール善と心得て常に前を向く」という章があります。私は尊敬している方が、どのような道をたどって今に至るのかに非常に興味があるため、とても興味深く読ませていただきました。

また、この「過去はオール善」は、大好きなステイーブジョブスの「点と点を繋げる」にも近い考え方と私は解釈しました。

過去に起きたことで、その時は「失敗」や「苦労」と思えることも、そこから学んだことを振り返ってみると、失敗したからこそ大切な気づきがあったり、新たなチャンスに恵まれたりして、この経験がなければその後の成功につながっていない、という考え方です。

植木社長は大学受験で二浪したことや、たった2人で新しい編集部を立ち上げる苦労について話しています。ジョブスは、大学を辞めて、自由な時間ができたからこそ参加できたTypographyの授業から学んだものが、後のマックの成功に続いたことを語っています。

私はと言えば、今からこそいえますが、「失敗」や「苦労話」は山ほどあります。

  • せっかく入れた経営コンサルの業界を自分の自信がなく、続けていけるかに不安があったから辞めてしまったこと。
  • そこで入った次の会社が思ったような会社とは全く違って、学びがなく思え、毎日時間を無駄にしているように感じたこと。
  • 「結婚して、イタリアに引っ越した」時。聞こえは良いけれど、実は自分の中では、家族・仕事・友人という3つの大切なものをなくして、言葉もろくに分からない環境に飛びこんで毎日やりがいのない人生を送っていたこと。
  • 障害のある子が生まれてきて、それを直前まで自分が気づきもせず、私が何の悪いことをしたかと自分を責めたり、罪悪感をもったこと。

こんな経験があるからこそ、今女性のためのコーチングをさせて頂いている時に、多くの方の気持ちや状況が理解でき、共感することができます。そこで、少しでもお役に立てたら嬉しいな、という気持ちでお話をさせて頂いております。

いくら過去を後悔しても何もなりません過去は「オール善」としてまず認め、「では、今日かどうしようか」と現在、未来にフォーカスしませんか?

そして、現在「辛いな」と考えている方。過去はオール善。現在の辛さも過去の善となって未来の何かに貢献してくれる日が待っています。

「一見、いいと思えることは、本当にいいことなのか。あるいは一見、悪いように見えることは、本当に悪いことなのか」

と植木社長はおっしゃっています。何事もどこの視点から考えるか、ですよね。

それを決めるのはあなた。
「最近ちょっと」という方も、騙された、と思って、「未来の自分の成功」を信じて、今の辛さを「過去のオール善」にしませんか?

●『思うことから、全ては始まる』植木宣隆著
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