今週末、久しぶりにゆっくりする時間を取ることができました。映画でもみようかな、と色々と探していたときに「あ、そうだ。Prince Harry とOprah Winfrey のあれ!」
「The Me You Can’t See(あなたには見えない私)」
を見始めたら、とまらなくなってしまいました。6回のシリーズで心の病気を取り上げた作品ですが、非常にうまく制作されており、とても興味深かったです。
彼が英国王室で大変だった経験、そして非常に影響力のある米のトーク番組の司会者の黒人女性、オプラさんもご自分の過去などを語られ、思ったよりも素晴らしい作品でした。
作品から感じたこと学ぶ事
ここまで影響力のある2人が組んだこと、また、数回のシリーズの中に、様々なバックグラウンドを持ち、一見成功しているように見える人々が、心の病気を抱えていたことを告白したこと。医学会からも色々な国のエクスパートの方々が制作に携わっているというのも今までにない試みだと思います。
このプログラムを通じて、私が感じたことをいくつかシェアさせていただきます。
1 自己開示することのパワフルさ
自己開示して、告白することは、観ている人に感動を与え、それによって影響力をもたらすものだと強く感じました。内容が内容だけに、ここに登場する方の中には、ここまで自己開示するか、素直に思ったことを話すかどうか躊躇した人も絶対にいたと思います。ただ「こんなことを言うとネガテイブに思われるのでは」という事も、それを乗り越え、話されることによって、ネガテイブに思われるどころか、大きな影響力を及ぼし、親近感を覚え、尊敬されるものだと感じました。
2「一人じゃない」「みんな同じ人間」
様々なことの悩みは人間だったら誰にでもあるものです。多くの場合「隠したく」なりますが、話すことのメリットは多くあります。
私のコミュニティの中でもキャリアについての悩みなどの話をしていると「あんなにすごい人でも、同じような悩みがあるのですね」というコメントをよく聞きます。本当に、バックグラウンドがどうあろうとも、みんな同じ人間。似たようなことで悩んでいるのです!
そして、あなたの悩みもきっと多くの人が抱えているはず。「一人ではない」と思えるだけで気が楽になったり、ホッとしたりすることもありますよね。
特に日本で仕事をしていると、プライベートやキャリアの悩みをそれほど話し合わないものですが、何かに悩まれていたら、一人で抱え込まないでください。以外に多くの方が同じ悩みをお持ちですよ!
3「助けることにより、助けられ、それは誰でもできる」
この作品に出てくる多くの方は、「自分が過去に悩んだから」「今も悩んでいるから」人を助けたり、そのためのコミュニティーを主宰していました。彼らは「人を助けよう、と思うことによって、自分もしっかりするし、やりがいがあるし、その結果、自分も助けられている」と話していました。
私も、コミュニティーの方々と話をすることで、元気をもらったり、モチベーションがアップになることはしょっちゅうあります!
今のあなたのままで「助けられる」ことはたくさんあるはず。
「何十年もトレーニングしていない」「〇〇の免許や資格がない」からこそ役に立つあなたもいます。
ここに出てくるコミュニティ主宰の方々は、ドクターと視点や経験が全く違いますが、同じ悩みを抱えて克服したからこそ人助けができるのだと思いました。
「私はまだ無理」と言わずに、誰かの役に立ちそうなことには、是非手を差し伸ばしてください。それによって、あなた自身も学び、助けられることでしょう。
人生の優先順位
それにしてもハリー王子とメーガン妃、王室離脱とは私もびっくりしました。ただ、1度きりの自分たちの人生。心の病もあったとのことで、人生の優先順位をよく考えての決心だったと思います。
仕事を優先しがちなあなた。王室の方々ですら自分の人生を考えてこんな決断をするのですから、あなたが転職したり、自分のことを大切にするためにプライベートの優先順位をあげるのは大切ですね。
そしてハリー王子。彼の影響力を世界中の人々に良い形で使い、人助けをすると同時に、ビジネスにも繋げるとWIN-WINの状況を作り出されたな、と思いました。本当に新たな形の王子の姿ですね
色々な意味で勉強になった「The Me You Can’t See(あなたには見えない私)」
ご興味があったら、是非観てください!