先日、女性活躍の研修をさせていただきました。
「男性とか女性とか、あまり考えていないし」
「なぜ私がこの研修に?」
そんな彼女たちが、数時間後には
「今まで、
自分なりにチャレンジしても良いかも」とか
「女性活躍の%を決めたりするのは、
『下駄履かせ』と思っていて、嫌だったけど、
それをチャンスと捉えても良いかな、と思いました」
のような嬉しいご意見をいただきました。
私は「下駄」喜んで履きます
元々背が低いこともあって(笑)
高い下駄でも履いちゃう!
私が最初に「女性」「アジア人」で
「下駄」を履かせてもらったのは、
MBA卒業後に入社した会社でした。
当時、その会社のトップマネジメントは白人の男性ばかり。
20年前に「多様性」を戦略としてコミットし、今では、
女性管理職が40%、トップの経営層も、白人男性「以外」
(女性、様々な国籍の人)がたくさんいます。
私が、その会社の「社内戦略部」として
非常に興味深い部署に採用していただいてのは、
私が「女性」で「アジア人」だからかと思います。
また、最近の新しいお仕事も
「男性だったら、出来なかったかも」と
思うことは良くあります。
さて、では「下駄」を履かせて
もらうのは不公平なことでしょうか?
色々な考え方がありますが、
今までは「女性は不公平」でチャンスが回ってこないことも
あったのではないでしょうか?
いわゆる「ボーイズクラブ」的な仲間に入れなかったり。
大切な決断の場で発言権がなかったり。
ですので、私はちょっと下駄をもらうくらいが
ちょうど良いのかも、と思います。
そして、その「下駄」が自分とご縁があり、
履かせてくれるなら「喜んで履いてみましょう」と思います。
大切なのは、「下駄を頂いて」スタートした後、どうするか?
ポジションに就いたり、役割をもらうのはゴールではなく、
そこからがスタート。
目の前の仕事に一所懸命に取り組み、
結果を出していかなければいけません。
そのやり方は、既存の「男性的なマネジメントや進め方」と
共通点もあるでしょうし、違うこともあるでしょう。
いずれにしても、あなたらしい良さを生かして、
「下駄を履いてもらって良かったな」と思えるように
頑張っていきましょうね。
そして、覚えていてください
「女性のロールモデルがいない」と良く聞きますが、
これを変えるのは私たち。
あなたが女性リーダーとして喜んで下駄を履き
少し後には、男女関係なく活躍されることにより
あなたが次世代のロールモデルとなります。
日本の将来を変えるには、私たち1人1人の力が大切です。
ご縁のある下駄は履いて、頑張っていきませんか?
