皆様、何かの意見を「プロ」に聞く機会ってありますか?
コンサルタント、先生。お医者さんもこれに相当しますね。

先日、イタリアの友人から電話がありました。「家族でアクシデントがあった人がいるんだけど、お医者さんの知り合いいない?」

私の義父は80代で現役のお医者さん、早速電話して繋がせてもらいました。

結局、彼が何をしたわけではなかったのですが、数分2人が電話で話して「何かあったらまた連絡してね」。
電話をしてきた友人はほっと安心したようでした。

この時に思ったのは、不安や課題があった時に、「何を」聞くかでなく、「誰に」聞くかも意外に大切だということ。その方が「プロ」であればあるほど「数分話を聞けただけで」安心したり、気が楽になったりと大きな価値をもたらします

キャリアの最初で経営コンサルタントだった時に先輩に良く言われました。「クライアントの社長さんたちは、多くの場合、コンサルタントに言われることがあらかじめわかっている場合が多い」
それでも、「プロ」にアドバイスされたから社内で聞く耳を持つ人ができて、その結果決断ができ、成果につながることもあるのだよ。

皆さんも、何かの道で経験が深くあったり「プロ」だったりするでしょう。

その時に「何を言ったら、何をやったらお客さんに価値を見出せるか」悩まれることもあるかと思いますが、結構多くの場合、

「そこにいるだけ」
「寄り添うだけ」
「話を聞くだけ」
「もともとお客さんが知っていることをリピートしてあげるだけ」

これ「だけ」に大きな価値があることもあると覚えておいてください。

皆さんの今までの経験に自信を持たれて
そこに「いるだけ」「話を聞くだけ」にも大きな価値があるということを覚えておいてくださいね。