読んでもらえる履歴書
先日に続いて、転職関係のノウハウについてお伝えしますね。
面接に行くためには、まず書類審査で通らなくてはいけません。英文履歴書、CVを作成しましょう。
さて、CVを書く前に、その書類がどのように使われるのかを考えてみましょう。
私も特に海外の企業で、採用は何度もしたことがありますが、まず
- 担当者(大抵、求人が必要で実際上司になる人)
- 人事担当者
2人に書類が渡ります。応募者が多いと、人事がスクリーニングして、おすすめのCVのみが担当者にいくこともあります。その場合のスクリーニングは、
応募者が求めている人のプロファイルにあっているか。そのためにCVはそれを瞬時で伝えるものである必要があります。
私が読むのは一番上にある「まとめ」や「サマリー」。ここで、
- 応募の条件は満たしていること
- 他の応募者との差別化がはっきりしている必要
があります。その3、4行で「面白そう」と思われないと、CVをいちいち下まで読んでくれない場合もあると思いますので、上の数行には80%のエネルギーを費やしても良いのではないかと思います 。
ストーリーのある経歴
そして次に仕事の経歴。これもただ時系列に並べてあるだけでなく、「ストーリー」になるように書きましょう。
採用者の頭の中に、「私はこんな人」というストーリーが浮かんで、「面白そう」「一緒に仕事してみたい」と思わせるように、書いてくださいね。また、このCV、私はあまり長いのは好きではありません。おすすめはA4 1枚でまとめること。当然、全ての経歴を細かく書くスペースはないと思いますので、「何を選んで、何を書くか」はとても大切です。
CVの目的は会ってもらう事。面接で会えば、多くの情報をお伝えできますので、CVで全て書く必要なありませんね。
たかがCVされどCV。
ここで上手く通らないと、他の応募者に埋もれてしまって、次のステップに行くことができませんので、自分を棚卸しして、自分の強みを思いっきりアピールしてくださいね。