先日あったINSEAD MBA の卒業生イベント。
世界中で活躍しているメンバーがいましたが、
出身国でそのまま仕事をしている人たちは珍しいくらいで、
私は日本人でイタリアをベースに仕事をしていますが、
イスラエル人がスイスで仕事をしていたり、
ハンガリー人がブラジルにいたり
本当に国際的に活躍しているメンバーが多いのが
国際的なこの学校の特徴だな、とつくづく感じました。
さて、何人かの友達が
「卒業してから日本で働いたよ」とか
「今、日本の会社の(ヨーロッパ本社)にいるよ」
などと状況を教えてくれましたが、
「日本が大好き」
「また家族で日本に遊びに行きたい」と同時に
残念ながら
「日本と仕事をしたい」と言うコメントは皆無でした。
その理由は、
「決断が遅い」
「コミュニケーションの仕方が曖昧でわかりにくい」
「日本に行って、何時間もミーティングをして、
方向性が決まったと思ったのに、
「なかなか決まらなくて待っていられないと思った」
「何を考えているのか言ってくれないからよくわからなくて
(言語の問題ではなく、話す内容の問題)、
次のステップが明確でないから、
など。
これは海外から見た日本の「あるある」なので、
私はびっくりはしなかったものの、
友人からこんなコメントが出ることを非常に残念だと思いました。
世界で第3のエコノミーですが、
世界のペースで「楽しく一緒に」仕事をすることができないと、
どんどん取り残されてしまうのは避けられません。
文化や食においては、世界から憧れの存在の日本。
グローバルな仕事の仕方についても
ポジションを少しずつ変えたいきたいものです。